薫大将『薫大将』とは横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター http://www.urahp.yokohama-cu.ac.jp/index.html 形成外科の佐武利彦先生です 手術方法についてのメールをいただきました。 以下、原文です。 (この手術の事をブログ内では下腹脂肪皮弁と称してます。うきふねの造語です) 私が今、センター病院でやっている乳房再建術は、日本では非常に マイナーな方法です。欧米では主流になりつつある方法ですが、 わたしの方法は、患者さんへの犠牲は少なく更に安全にできる ことを目標にして、患者さんごとに方法に、若干の改良を重ねて 日々、進化させております。現在ではほぼ完成に近い方法になり つつあります。マイクロサージャリーによるDIEP Flap(深下腹壁 動脈穿通枝皮弁)、SIEA Flap(浅下腹壁動脈皮弁)という術式で 簡単に言うと、お腹(下腹)から脂肪組織を血管を含めて取り、 胸の血管につないで、生きた状態で移植する方法です。この時に、 お腹の筋肉や神経、さらには血管の障害をできるだけ少なくして 手術後も、妊娠出産が可能ですし、スポーツや歌うことなども、 腹筋が残るので問題の無い方法です。 ただそれだけに、今までの方法(腹直筋皮弁)に比較して非常に 難しく、高度なテクニックが必要です。 そのためこの方法が、日本の形成外科医に一般的に受け入れられるように なるには、あと10年くらいはかかると思います。 うきふねさんも、この方法で手術しました。最高齢では65歳の方に行って います ジャンル別一覧
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